ビジネスコラム

パワーハラスメントの問題を起こさない上司の指導とは(2)

3.そもそも理職の役割や仕事とは、何でしょうか?

しかし、そもそも管理職の役割や仕事は何でしょうか。

当然、組織に属し、部下がいるからこそ、管理職です。
部下もおらず、1人で仕事していれば管理職は必要ありません。

そうすると、管理職の役割や仕事の中で重要なものの一つは、部下に対する指示・命令や育成・指導ということになります。そして組織や人を通じて、与えられた目的や使命を達成することです。いわゆるマネジメントです。

管理職の方は、この部下に対する指示・命令や育成・指導を組織から依嘱されています。
そして、これをしないのであれば、極端な話し、その管理職の価値はないとも言えます。

と言うことであれば、管理職の方は、自信を持って、正々堂々と、部下に対する指示・命令や育成・指導をこれまで以上に実行していただかなければなりません。

世の中の環境変化は常です。
”パワーハラスメント“というキーワードが一般化し、職場において問題の発生が起きやすい環境になりましたが、この管理職の役割や仕事はいささかも変わりはないのです。

重要なことは、時代や環境の変化を認識し、正しい部下の指導方法を身につけていくことです。

 

4.「昔はそうだった」は、通用しない

時代や環境は、常に変化し続けます。これは職場の中でも同じです。
一定の年齢になれば、定年退職になりますし、新入社員だって毎年入社してきます。
気がついてみれば、あっという間に職場のメンバーがほとんど入れ替わっています。

ベテランの管理職の方は、よく「昔は、もっと厳しかった」「灰皿だって飛んできたよ」と言います。
その時代は、ひょっとすると高度経済成長期であり、猛烈サラリーマンというキーワードは頻出していた時代ですか?
それとも、バブル経済の最中だったかもしれません。体育会系の乗り、顧客を回れば売れた売上高全盛時代の成功体験ですか?

しかし、今はどうでしょうか?
少子化の中で、ゆとり教育を受け、親からも、先生からも一度も怒られることなく、多くの若者が職場に入ってきています。
新入社員に、叱られる練習を新入社員研修でする企業もあるくらいです。

これだけ、世の中が変化した中で、自分が過去に受けてきた昔とまったく同じやり方での部下指導は、通用しない可能性があると考えて欲しいのです。
(勿論、良い部分は残せば良いのです。)

 

5.正しい部下指導を身につけ、自信をもって職場を動かそう

私は研修(セクシャルハラスメント・パワーハラスメント防止研修等)の中で、お話しさせていただくことは、細かなテクニックではなく、上司としての基本的な考えた方についてです。

例えば、
・部下が仕事をできないのは、自分の指導が悪い(努力が足りない)と考えましょう。
・怒るのは、本気さの裏返し。しかし、その怒りは自分に向けるべき。
・人はガミガミ言っても動かない。(見てないところでは動かない)
・部下指導は心理戦、どうすれば動くか緻密に考えましょう。
・怒るときは、感情的になってはダメ。(必ず冷静かつ計算づくの自分を持とう)
・叱るときは、1対1で、別室で。(相手に恥をかかせてダメ。自分を誇示するためは言語道断)
・叱ることと、フォローは必ずセットで。
・職場は学校ではない。一人一人が立派な大人。小学生感覚はやめましょう。(小学生は残酷)
・兎に角、何回も何回も話す。丁寧に話す。 などなど

是非、ご参考にしていただければ幸いです。
以上

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パワーハラスメントの問題を起こさない上司の指導とは(1)

 

【関連研修のご紹介】
セクシャルハラスメント(セクハラ)・パワーハラスメント(パワハラ)防止研修


2014年1月14日